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真面目な本も読んでみました『経済危機のルーツ』(野口悠紀雄 著) [今日のつぶやき(books)]

そういえばちょっと真面目な本も読んでいたのでした。

経済危機のルーツ ―モノづくりはグーグルとウォール街に負けたのか

経済危機のルーツ ―モノづくりはグーグルとウォール街に負けたのか

  • 作者: 野口 悠紀雄
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2010/04/09
  • メディア: 単行本
今の経済情勢、日本のデフレに至るまでの考察はふむふむそうなのか、と納得できたけど、今後の日本の成長のためにアメリカやイギリスのように金融革命を起こすべき!という提案は、アメリカ国債のデフォルト危機やイギリス各地での暴動騒ぎを見ているとにわかに受け入れがたい。

金融革命は一時的には好景気をもたらしてよかったのかもしれないけど、バブルを引き起こして結果的に混乱を大きくしたのではないだろうか。
もちろんその中でバブルとならない運用をしていた金融機関があったことも事実だから、それを目指せということみたいだけど、そうなのかなぁ。

やっぱ日本人は職人だから?金融が得意なユダヤ人みたいに、すぐにはなれないんじゃないかなぁ。

経済学者さんは、GDPの伸び率とか数値でわかる成長を見てるんだし、もちろんそれも大事だというのも分かるけど、イマドキGDPの大きさと生活者の幸せが比例していないことくらいみんな感じているんじゃないだろうか。
アメリカ型の経済成長ばかり目標にしなくてもいいんじゃないの?
成長を目指すなら海外(アジア)が、私の会社でも言われだしているし、他の会社でもそうだろうと思う。もっと進んでいる会社もあるだろう。

だけど、そもそも今までのような経済成長ができる前提で考えていること自体見直さないといけないんじゃない?
地球の資源は限られているし、その限られた資源を食いつぶしながらしか成長していけないのなら、もっと大きな破綻がやってくるのじゃないのかな。
それが私が生きている間なのか、今の子供たちが大人になってからなのかは分からないけど、そう遠い将来ではないだろう。

経営者は利益を出し続けなければ株主に資金提供してもらえない、経営者は大抵年齢が上だから自分が経営している間にその破綻が来なければ問題ない、だから環境破壊になろうが成長を追い求める。。。
って、これじゃサブプライムローンの破綻を引き起こした、高配当を追い求めるがゆえに莫大なリスクを抱えるCDS取引を行って高い報酬を得ていたマネージャみたいな行動ではないのか。

低成長でも企業活動を続けていけるとか、サスティナブル、循環型社会とか、そういう視点はないのかなぁ。
短期的視点、長期的視点では提言も違うからなのかもしれないけど。

この本が出版されたのは2010年4月。著者は震災後の日本経済についての提言も行っているみたい。
そっちはどんな提言をしているのかわからないけど、気力があったら読んでみたい。
やっぱ、真面目な本は気合を入れないと読めないです。

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